A-TOM ART AWARD 2023

100年先の創造お待ちしています。

「不動産という仕事は、決して土地や建物を扱うだけじゃない。土地や建物という動かないものの上に流動的な価値を作り、文化を発信していく責任も負っているのだ。将来ここに集まるひと達の、まだ目には見えない未来の営みまでも創造するのが不動産という仕事なら、そこには競争原理は働かない。むしろ、業種の垣根を超えてたくさんの企業や団体が手を取り合い、本当の豊かな生活に向けてひとつの価値観を共有する。そこには体育が5のヤツもいれば、算数が5のヤツもいるだろう。そんな知恵とアイデアの集合体が、東京をもっと魅力的で創造性のある街に変えていくのだと思う。」(SHARE the Real、2017)
そんな思いからスタートした挑戦の一つが、本アワードです。正解と数字を追い求め、問題の本質や無駄には目を背ける先に残るものはなにか? 芸術のつけ入る隙間は狭まるけれど、その可能性と重要性は増しているのではないか。正解を探すのではなく、問題を立てることは苦痛を伴うもの、エネルギーを要するもの、マゾヒスティックな行為とも言える。 しかし芸術はそこに向かい合い、僕らの生き方に対する考えを発酵させるためのスターターになりうる。人間性を取り戻すためのタネとして。 土地はあっても土壌が豊かでないと耕し続けることはできない。豊かな畑を続けるためには経済が必要だが、不動産の本質的な目的が豊かな土壌を未来につなげることだとすると、結局、経済は常に文化の後追いでしかないのです。
本アワードに参加してくれる彼らが、いつか世界に羽ばたき、迷うとき。立ち帰る場所として、このアワードを思い出してほしい。本アワードが彼らのルーツとなること、そして未来を形作るヴァナキュラーの一端を担うこと、ほんのわずかでも背中を押せることを願い、開催致します。

ABOUT A-TOM ART AWARD

東京藝術大学COI拠点 伊東順二元特任教授と
株式会社アトムが手を組み
2017年に創設し、
今年で第6回目の開催となります。
若手アーティストの育成を図るとともに、
文化を通じての都市・地域活性の
きっかけづくりを目指します。

審査員

Roderick van
der Lee
Unveilアートディレクター
Roderick van der Lee

アムステルダムの写真美術館、Foamやオークションハウスのクリスティーズでキャリアを確立。コンテンポラリーフォトのトレンドにフォーカスするユニークなプラットフォーム、Unseen Photo Fairの創設ディレクター。
また、写真専用の先駆的なNFTプラットフォーム、Unveilのアートディレクターを務める。熱心なアートコレクターで、主に17、18世紀の絵画と21世紀の写真作品を蒐集。

黒﨑輝男 流石創造集団株式会社C.E.O,
黒﨑輝男

1949年東京生まれ。「IDEE」創始者。オリジナル家具の企画販売・国内外のデザイナーのプロデュースを中心に『生活の探求』をテーマに生活文化を広くビジネスとして展開。「東京デザイナーズブロック」「Rプロジェクト」などデザインをとりまく都市の状況をつくる。 2005年流石創造集団株式会社を設立。廃校となった中学校校舎を再生した『世田谷ものづくり学校(IID)』内に、新しい学びの場『スクーリング・パッド/自由大学』を開校。“都市をキュレーションする”をテーマに、Farmers Market@UNU、期間限定のコミュニティ型商業空間「COMMUNE246」、コワーキングスペース『みどり荘』を開設。
昨今では、小松市滝が原町の古民家をリノベーションし、そこを拠点に”こだわるけれど囚われない”新しい社会に向けてTAKIGAHARA Villageを展開中。 様々な働き方の可能性を探る情報メデイア 『WATARIGARASU』、粋に暮らす現代の庵をつくる『KOJA 』などプロジェクトが続々と進行中。

伊東順二 美術評論家 / プロジェクトプランナー
伊東順二

アート、音楽、建築、都市計画など分野を超えたプロデュースを多数手がける。1995年「ベニス・ビエンナーレ」日本館コミッショナー。2002年ニューヨーク「The New Way of Tea」展、2014年ピッティ宮殿近代美術館「Tourbillon」展等キュレーター。2004年〜17年長崎県美術館館長。2005年~13年富山大学教授。2012年〜2023年3月東京藝術大学特任教授。パリ日本文化会館運営審議委員。富山市ガラス美術館名誉館長。
Photo ©Lorenzo Barassi x 伊ぃTOMO

藤元明 アーティスト
藤元明

1975年東京生まれ。東京藝術大学美術学部大学院デザイン専攻修了。FABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学先端芸術表現科助手を経てアーティストとして国内外で活動。「エネルギー」を根底とした社会現象や環境問題をモチーフに、様々な方法で作品やアートプロジェクトを展開。主な活動に「NEW RECYCLE®」「2021」「FUTURE MEMORY」「海のバベル」「ソノ アイダ#新有楽町」など。主な展覧会に「TOKYO 2021」「陸の海ごみ」「ソノ アイダ#COVID-19」「海のバベル」など。

青木昭夫 DESIGNART 代表
青木昭夫

1978年東京生まれ。クリエイティブディレクター。株式会社デザイナート代表取締役。2005年〜2009 年デザインイベントDesignTide Tokyo をディレクション。デザイナー、アーティスト、メーカー、メディア、ショップなどのネットワークを活かし、企業のブランディングや展覧会、商品開発の企画・プロデュースを行う。2017年、デザインとアートを横断するイベントDESIGNART TOKYO を立ち上げ、6回目の開催となった2022 年度は、参加企業・施設数約100展示、参加アーティスト・デザイナー約300人、動員数のべ20 万人を記録するまでに成長させ、クリエイティブ産業の活性化に尽力する。

※諸般の事情により、審査員が変更となりました。

※諸般の事情により、審査員が変更となりました。

企画キカク

青井茂 株式会社アトム
 代表取締役社長
青井茂

デロイト・トーマツ・コンサルティングにて特殊法人の民営化プロジェクトなどを担当。その後、産業再生機構にて企業の再生案件に従事。2019年5月にA-TOM代表取締役社長に就任。同年、「地方覚醒」を目標としたまちづくり会社、富山県・(株)TOYAMATO、長崎県・(株)IKASAGANを立ち上げる。欧米諸国で目の当たりにした、アートにおける街づくりを実践しようと東西奔走中。
https://shigeruaoicollection.jp/

募集要項

募集内容 データ送付およびコートヤードHIROO内で実物の展示が可能なものであればジャンル問わず可( 平面・立体・映像・インスタレーションなど形式は不問 )
※一人もしくは1グループにつき1点まで
※未発表作品に限る ( 他所で授賞していない。商業出版されていない。新聞・雑誌に掲載されていない。)
コートヤードHIROOの詳細はこちら
スケジュール
7/3(月)~8/14(月)
公募期間/一次選考・書類選考
8/14(月)
12:00 応募締切
8/24(木)
一次選考結果発表 メールでのご案内を予定しております
8/29(火)
最終選考・プレゼンテーション 会場 コートヤードHIROO ※オンライン参加可
10/13(金)~29(日)
受賞者グループ展示 会場 コートヤードHIROO
展覧会期間中、各賞の発表および贈呈式を行います
公募条件 以下の条件をすべて満たす方
(1) 日本に居住あるいは国内に活動拠点のある方
(2) 現代美術の分野で活動するアーティスト(ジャンル不問)
(3) 学生であること(短大、専門大などは不問)
(4) 最終選考に進んだ場合2023年8月29日にコートヤードHIROO でプレゼンテーション、及び同年10月に展示が可能な方( プレゼンテーションに限り来場が難しい場合はオンラインを検討 )
[個人情報・著作権の扱い]
応募作品の著作権は応募者に帰属。ただし、応募者は印刷物、ホームページ掲載、メディアへのリリース等、A-TOM ART AWARDの広報活動のため主催者に著作権を無償で許諾するものとする。
参加方法 特設サイトよりフォーム記入にて応募
※Googleフォームを使用するため、Googleアカウントを持っていない方はメールにて受付
下記事項記載必須のうえ、
a-tomartaward@cy-hiroo.jp 】まで
・氏名( カナ ) ・アーティスト名 
・所属学校( 専攻・学年 )
・メールアドレス ・電話番号 
・本アワードをどこで知りましたか
・応募作品の形式( 2D、3D、4D、インスタレーション、その他 )
・応募作品タイトル 
・添付物( 静止画の場合は jpgまたはpngでの形式、動画の場合はmp4形式 [ 可能であればコーデックをH.264に指定 ] でそれぞれご提出下さい。静止画・動画とも400MB以内でご提出ください。ファイル便による送付の場合はダウンロード期限を最長に設定してください。)

A-TOM ART AWARD PRIZE

1名

コートヤードHIROO賞

コートヤードHIROO賞
賞金20万円
コートヤードHIROOでの個展&レジデンス1ヶ月~1ヶ月半
※実施スケジュールは相談の上決定致します
※制作費、告知等の補助あり
2名

TOYAMA賞

TOYAMA賞
賞金20万円
富山県・旧宮崎酒造でのレジデンス&展覧会
※2024年秋予定、1ヶ月~1ヶ月半予定
※滞在費、制作費・交通費補助あり
※会場の詳細ページです。お問合せ先ではございません。
1名

ソノ アイダ賞

ソノ アイダ賞
賞金20万円
ソノ アイダプロジェクトへの参加
※詳細は決まり次第発表いたします。
※制作費の補助あり
1名

エプソンプロジェクションアワード

EPSONプロジェクションアワード
賞金20万円
プロジェクターを使用した共同制作
※技術・機材支援あり
※会場、実施スケジュールは調整の上決定いたします
※プロジェクターを使用して表現可能な作品が対象となります
コートヤードHIROOにて一部モデルを用いたプロジェクションテストが可能です。
お気軽にお問い合わせください。
全員
受賞者5名に対し、下記副賞を贈呈いたします

コートヤードHIROO フリーデスク1年間無料

ラウンジ、フリーアドレスのデスクが1年間利用可能
WiFi、プリンターも完備しています。

ものづくりツアー&研究開発ワークショップ参加

協力 エプソン販売株式会社
※受賞後、スケジュール調整の上2024年2月までに催行いたします
※各賞の内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

AWARD ARCHIVES

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